明けましておめでとうございます。
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さて、今年一発目のお題は「初売り」についてお話しします。
毎年のことですが、わが地元仙台の初売りは「全国ニュース」になるほどメジャーですが、特に某老舗お茶屋が毎年出す茶箱はあのまりにも有名で、今年は愛知県の方が1週間前から並び1番最初に購入されていました。まぁ寒い中ご苦労な事です…。
さて、この初売りですが、仙台の場合、福袋の中身が販売価格に比べて異常な程豪華なのにも拘らず、販売できるのはなぜかご存知でしょうか?
もともと、購入価格に対して進呈する景品相当額というものは、「景品表示法」で定められており、5,000円未満の場合取引価格の20倍まで、5,000円以上は10万円と定められています。
例えば、500円以上買い物した顧客に景品を進呈する場合は、最大で10,000円迄です。これと照らし合わせた場合、10,000円の福袋は10万円まてが限度となります。ですが、実際に仙台では10,000円で10万円相当以上の中身が入った福袋が存在します。なぜか…
伝統という名の特区を受けた恩恵
仙台初売りの歴史は、江戸幕府までさかのぼり「商習慣」と認知されている事から、公正取引委員会から、旧仙台藩の領地(宮城県全域と岩手県の一部)では、初売りに限り豪華な景品OKとお墨付きをいただいています。
本来であれば、これを特区外で行えば景品表示法違反となるわけですが、ご存知のように「初売り」は正月の一大イベントでもあり経済効果などを鑑みれば、特区外であっても行政もあえて沈黙している感じです。
もちろん、初売りとして豪華景品を付けられるのは1月3日までであり、その期間を過ぎれば「景品表示法違反」となりますから、ご注意を。
この景品表示法については、昨年大いに話題となった案件がありましたので、それについては別途ご説明したいと思います。
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