ハイこんにちは。
薬機法広告チェックサービスです。
さて本日のお題目は「お客様のレビュー」について。
先日、某大手のショッピングサイトに出品されているお客様より、広告表現のチェック依頼をいただきました。
最初拝見した限りでは、薬事などを始めとしたルールに抵触している箇所は多くなく、お客様自身も対策をされている印象が見受けられました。
ですがここで、どうしても気になったのが「お客様のレビュー」です。
アピール表現に気を付けましょう…でも「レビュー」は?
行政の巡回や取り締まりが強化されたことによって、各ショッピングサイトの運営元では、出品サイト側に対して「ガイドライン」に沿った運営に努めるよう通知をしている模様で、改善修正に従わない場合には、強制閉店や、罰金を科すなど独自に規制強化に乗り出しています。
もちろん出品者も「ガイドライン」に沿った広告作成に努めなければならないのですが、ここで先日お客様からご依頼いただいた際も気になった「お客様のレビュー」はどうするのか…という疑問が生じるのです。
というのは、広告表現のルールでは「お客様のレビュー」についても広告規制の対象になるからです。
運営側で監視するか、出品者側で監視するか?
先日のお客様のご報告では、「出品者側」では修正や削除は出来ないそうです。つまり、出品者は何を書かれてもコントロールが効かないという訳です。
もちろんレビューを投稿する側は「広告ルール」がどうこう意識しながら書きこむ訳がありませんが、内容によっては薬事を始めとした広告に関連するルールに抵触する恐れがあります。
でずが、先に説明したように出品者側では修正削除が出来ない訳ですから、動きようがないのが現状です。(ちなみにですが、レビュー自体を書き換えて掲載すること自体もルール違反です。)
投稿されたレビューについて一つ一つチェックし、掲載可能か不可かの作業を行うことが必要になりますが、これをどちらサイドで行うかが問題になります。
出品者側で行と仮定した場合、売れ行きが好評で多くのレビューが投稿された場合、どこまで対処できるかという問題と、OKかNGかの見極を正しく出来るかの問題が考えられます。
管理人個人の意見ですが、これからもレビューを投稿できる機能を継続していくのであれば、運営元での監視が必要と考えます。
これを個々の出品者で対応させるのは、少々「酷」ではと考えます。
いま出来る限りの対応で…
出品サイトによっても異なりますが、レビューを掲載するかしないかの選択が出来る場合は、一時的に掲載を見合わせる等で対応してみましょう。
もし、掲載の選択が出来なない場合や、あまりにも誇大な表現を使用したレビューが見受けられた場合には、運営元に対して掲載の削除を要請するか、他の方法で対応できないか担当者に問い合わせてみましょう。
アピールにはなりますがリスクも…
いつの時代も口コミやレビューは、消費者を引き付ける大きな武器ではありますが、広告のルールが厳しくなった昨今では、リスクも伴っています。特に行き過ぎた内容や事実と異なる内容はもちろんアウトですし、自社で都合の良い部分のみを抜粋することや書き換えもアウトです。
出品サイトに限らず、個々でサイトを立ち上げ「お客様のレビュー」を掲載している場合も、今後の取扱により気を配った方が良いかもしれません。
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